前回お話しましたように
今回は遠投・実践編(カゴ仕掛けなし・オモリのみ)についてです。
まずは今回使用した竿を以下に紹介します。
<投げ竿>
・サーフリーダー 425BX(標準錘負荷33号):シマノ社
<遠投竿>
・剛弓ヒラマサ 4.5号−53遠投(錘負荷10〜20号) :ダイワ社
・がま磯 カゴスペシャルU 5号−5.3(錘負荷10〜30号):がまかつ社
・トーナメントISO 遠投 5号−53 (錘負荷12〜25号):ダイワ社
また参考にそれぞれの竿の太さ(リールシート上部:元竿口)を
以下のように図ってみました。
(単位はすべてmmであらわしており、すべて私が調べた実寸です)
・サーフリーダー <21.8:21.2>
・剛弓ヒラマサ <21.3:20.7>
・カゴスペシャルU <23.1:22.1>
・トーナメントISO 遠投 <22.7:22.1>
以上のようになりました。
また他に私が考える遠投に関わる要素(竿において)をそれぞれ
<ガイド数(個):リールシート上部から最初のガイドまでの距離(cm)>
で、以下に磯竿のみ紹介します。
(リールシート上部から最初のガイドまでの距離も実寸です)
・剛弓ヒラマサ <8:157>
・カゴスペシャルU <8:168>
・トーナメントISO 遠投 <8:159>
以上のようになっています。
さて、今回これらの竿を使ってオモリのみで遠投してみました。
使用した仕掛け・状況の内容は以下の通りです。
・使用オモリ:ジェット天秤 25号(プラスチック部が赤い天秤)
・使用ライン(道糸):PE サーフセンサーハイパー0.8号(ダイワ社)
・使用リール:トーナメント サーフ ベーシア45QD II (ダイワ社)
・風向き:ほぼ追い風5m程
・投げ方(投法):回転投法
(ちなみに回転投法ができる場所は周りがある程度広く平坦な場所でないと難しい。今回は地面がコンクリートで半径4mほどの平坦な場所で行った)
また遠投する時に気をつけていること・
意識して行っていることなどは以下の通りです。
(順序は特に意識して並べていません。バラバラと考えてください
またここでは主に回転投法を例に話をしています)
1.投げる前に竿を持つ時に右手(ラインを押さえている手:これは私の場合)
の位置は、通常より10cmぐらい上部に持ってくる。
この位置に持ってくると右手はリールから離れてリールを掴んでいない状態。
これを行う理由は、より竿の反発力を生かすため。
(このほうがより簡単に反発力を使える)
2.投げる前のリールのスプールの位置は
できるだけ前方へ(上のほうへ)もっていくようにする。
竿を立ててリールを巻き取る時に
最もスプールが上がっている状態(位置)がベスト。
これを行う理由は、ラインの放出をより良くするため。
3.投げる前の竿・リールの位置は進行方向に向け
投げた後はリールが下を向くようにする。
4.ベールを起こす位置にも注意する。(リールによる場合あり)
これは投げる時などにベールが戻らないようにするため。
5.投げる時の角度・目標方位を見続けることに注意する。
(これはまた後で説明します)
6.投げる時は竿にしっかりとオモリをのせる。
そのため竿を動かしていく時、最初はゆっくりと動かし
そして、徐々にスピードを上げていく。
最後(ラインが指から離れる時)ではスピードが最も速くなるようにする。
これは竿の反発力をより利用するため。
7.投げる時の体の使い方として、体のひねり(体を戻すときの力)・
体をひねる時に足で後ろに蹴り上げる力(体重移動の力を利用)・
腕で竿を押し出す力(この時、押し出すほうの力と逆の腕の引くほうの力のタイミングをうまく行う)を利用する。(練習が必要)
8.力糸は少なくとも10m、できれば15mぐらいが望ましい。
これは力糸を結んで使用している場合で
こうするほうが結び目のガイドとの抵抗が少なくなるようである。
(他にも糸切れ防止の効果もある)
9.投げる時のタラシの長さは、まず1.5mほどで初めてみる。
それ以降はできるだけ長くしていき、自分の投げ易い長さを見つける。
このタラシは長ければ長いほうが遠心力をより利用できるため
そのほうが結果として、より飛ぶ。
10.投げる時、反転後踏み込んだ時の左足
(私の場合、回転投法時に最初左足で次に右足、ここで反転して
左足で踏み込んで、右足で蹴り上げる)
は投げる時の正面より外側へ45°ほど踏み込むほうが良い。
このほうが、より体のひねりの力を利用することができる。
11.投げた直後はラインが出て行くのを邪魔しないように
(ラインの放出抵抗を少なくするため)
竿の角度をラインの出ていく角度に合わせて調節する。
また投げた直後は竿がぶれないように固定する。
以上のような事に気をつけて遠投しています。
とはいっても私の場合
まだまだ未熟なので全てうまく利用するとまではいっていませんが・・
さて以上の話の中で、「投げる時の角度」の話がありましたが
一般的には45°が最も良いといわれています。
ただし、これは空気抵抗を無視した場合の話だそうです。
では空気抵抗がある場合はというと
(空気抵抗が無いことは通常ありえないでしょう・・)
45°よりも少し低い角度になるそうです。
とにかくどのような投げ方でも狙った方向の角度(45°あたり)を見続けるこれが大切なことのようです。
さてここで少し「力」の話をしてみたいと思います。
まずオモリなり仕掛けなりを遠投するとゆうことは
それを動かす(飛ばす)とゆうことです。
ただこういった物体(仕掛け)には
「慣性」とゆうその場に(置かれている所)
留まっていたい力が働いているそうです。
動かすとゆうことはこの慣性の力に逆らう力を発生させることです。
それもより上手に逆らう力を効果的に利用するために
徐々に慣性とは違う力(逆らう力・動かす力)を
掛けることが必要となってくるようです。
それは運動(力)が伝えるためには時間がかかるとゆうことと
物質が違えば力がその対象物(仕掛け)に
伝わりにくいとゆう特性があるからだそうです。
ついでにもうひとつ。
運動(力)を分散させないためにも仕掛け・
オモリを投げる時は出来る限り投げる方向に
全部の運動(力)を向けることが必要でしょう。
・・とまあ、ちょっと話がややこしくなった感がありますが
要するに「力」を上手に利用して、無駄な「力」の分散を避ける
といったところでしょうか。
またそれを踏まえた上で
自分に合ったものを探すことも必要でしょう。
とにかく単純な力技だけではないので、練習は不可欠でしょう。
・・まあ、こんな講釈をしている私もまだまだ練習中ですが・・
さて次に、今回私がオモリのみで遠投した結果(飛距離)は
以下のようになりました。使用した錘は25号(約94g程度)です。
また単位はメートル(M)です。
・サーフリーダー 185±5 (MAX 200強)
(この投げ竿の時はオモリを27号のロケット天秤で行った飛距離)
・剛弓ヒラマサ 125±5 (MAX 135程)
・カゴスペシャルU 135±5 (MAX 145弱)
・トーナメントISO 遠投 145±5 (MAX 155弱)
今回は各竿でそれぞれ10回程遠投をしてみました。
この結果が全てを物語るわけではありませんので
ひとつの結果として捉えてください。
まず上の結果を見てみると
オモリの違いの効果(同じ条件ではジェット天秤よりロケット天秤のほうが確実に遠くへ飛ぶ)もありますが投げ竿が圧倒的に飛んでいます。
その理由として私なりに感じたことは
やはり竿の硬さ(張り具合)や太さや竿の長さ
そしてリールシートの位置などでしょうか。
まず投げ竿の硬さについては、今回使用した投げ竿は
通常の磯竿にくらべるとはるかに硬いです。
竿を振ってもなかなかしならないほどです。
この硬さは確かに超遠投には適しているのでしょうが
実釣において、カゴ釣り仕掛けを使うとなると
かなり使いづらい感があります。
それに釣り味もおもしろくないでしょう。
次に長さですが、今回使用した竿の長さは
4m25cm(425cm)の竿でした。
一般的に現在数多く出回っている磯竿の長さは
5.3mのものが多いと思います。
これを比べると約1mの違いがあります。
またそれぞれの竿の重量はといえば
今回使用した投げ竿は、475gとなっていまして
磯竿(ここでは5号53の竿を例)は約410gとなっています。
重量だけ見れば磯竿のほうが65gほど軽く振り易いように思えます。
しかし私の場合、実際仕掛けをつけて遠投してみると
投げ竿のほうが振り切り易く感じます。
これは竿の長さも原因と思われます。
投げ竿のほうは長さが短くなった分
磯竿より振り切る時に感じる抵抗(空気抵抗やオモリの抵抗など)が
少なく感じました。
ここで言う空気抵抗とは前回お話した
竿の太さ(径)との関係が大きいと思われます。
次にリールシートの位置についてですが
これはその人その人に合った長さがありますが
ここでは投げ竿と磯竿の長さを比べてみると
投げ竿のほうが竿尻からリールシートまでの距離が
非常に長く設定されています。
投げ竿のほうは82cmほどあり(竿尻からリールシート中央部まで)
磯竿のほうは平均するとだいたい53cm程でした。
(磯竿の中で最も短いのはカゴスペUの51cmでした)
こうやって比べてみると約30cmも違います。
この長さの違いが遠投に有利となっているようです。
また参考にこのような話を。
今出した長さ(竿尻〜リールシートの長さ)を
それぞれの竿の全長から引いてみると
・投げ竿: 343cm
・磯竿 : 477cm
となり、更に磯竿と投げ竿を比べると134cmの違いがあります。
全長だけで比べると1mぐらいの差でしたが
こうして見ると更に30cmの違いが見られます。
この長さの差(30cm)は、実際に竿を振り切るときに
かかってくる竿の空気抵抗の部分(長さ)
の違いと考えられると思います。
(もちろんリールシートより下の部分も抵抗が全く無いわけではないが
ここでは話をわかりやすくするためのリールシートより上部のみの空気抵抗の話で説明してみました。また余談ですが、竿尻からリールシート部までがあまり長いと魚とのやりとりに難儀します)
それでは次に各磯竿での比較の話をしてみます。
その前にまず私が感じたことは今回オモリ25号のみでの遠投でしたが
例えばカゴスペUの場合、錘負荷が30号までとなっています。
そのためカゴスペUを30号の錘で遠投すれば
まだ飛距離が伸びる可能性はないとは言い切れません。
また同じ様に剛弓ももう少し軽い錘のほうが
より飛ぶかもしれません。(この可能性は少ないかも・・)
以上のような意味では、今回の遠投は正確ではないかもしれませんが
わかりやすくするためにも25号で統一してみました。
また私以外の人が同じようにしても
違った結果(飛距離)になることは十分考えられます。
さて各磯竿の飛距離差を見てみると
この中で最も負荷の低い剛弓が飛距離が少なくなっています。
しかしそれはあくまでも私の場合であり
かつこの遠投竿3本の中での話しであって
決して遠投能力が低い竿ではありません。
ただこの3本の中では遠投についてのみいえば
剛弓は竿の太さ・重量こそ他の2本より優れているものの
25号以上の負荷では他の2本には及ばないといえるでしょう。
これは剛弓にとって25号分の重さは
重量オーバーといったところが原因となっています。
次にカゴスペUとトーナメントISOを比べてみると
トナーメントのほうが10m程飛んでいます。
この差を考えてみる上で感じた事ががありまして
それは実際振っていても、振り切り感が違いました。
どちらかといえば、カゴスペUのほうが
振り切るときに、より抵抗のようなものを感じました。
これはこの竿の調子(胴調子の傾向)とも関係があるように思います。
少し遠投から話はそれますが
この抵抗感は決して悪いものではなく
むしろ大物をかけた時などの安心感につながると思います。
もちろんこの2本の竿はどちらもかなり強い竿であることは
間違いないのですが、大物を掛けた時の安心感とゆう意味では
どちらかといえばカゴスペUのほうがあるように私は感じます。
(実際掛けたわけではなく、あくまで私の感覚の上での話です。また各竿の元竿部分の長さを比べるとわかりますがカゴスペU(がまかつ社の遠投竿の特徴でもあるかもしれません)が最も長くなっています。おそらくこのこともあってカゴスペU(他のがまかつ社の遠投竿も含めて)の竿が非常に強い竿(=安心感)に仕上がっていると思われます。ちなみに前モデルのカゴスペのほうが硬かったとゆう話を聞いたことがあります)
ただしここでは遠投性能だけの話なので
そうゆう意味では、私の結果の場合
トーナメントのほうが少し有利かと考えています。
またこのカゴスペUとトーナメントのスペックを比べてみると
表記上(実寸も含め)大きな違いはないと思います。
一方、竿の能力(特性など)には違いがあるようです。
これはそれぞれの会社の個性の違いとも考えています。
例えばトーナメントのほうに採用されているカーボン(SVFカーボン)やV−ジョイントなどがそれにあたるでしょう。
これらの要素が遠投に影響を与えていると思います。
SVFカーボンの場合、その採用により
竿全体により張りのある仕上がりになっているようです。
またVジョイントは、竿を振り込むとき・魚との引き合い時などにも
有利に働いてくれるようです。
おそらく、そのような要素が
より高い遠投能力を発揮していると考えられます。
以上で今回のお話はおしまいです。
次回はカゴ釣り仕掛けでの遠投・実践編の話になります。
この話が今回の中で一番重要なところですね。
次はウキにカゴとかなり抵抗となるものが増えるので
飛距離もかなり落ちると予想されます。
また、私自身いまのところカゴ釣りの実釣に
投げ竿を使うことは考えていないので
次回は使用する竿は遠投竿(カゴ釣り竿)のみでの話となります。
またウキ・カゴは自作のものを含めて
少しですがいくつか試してみたいと思っています。
それではみなさん、また次回お会いしましょう。
GOOD FISHING!!
<今回の遠投に参考にしたサイト・書籍の紹介>
(私の説明よりも以下のサイトや書籍のほうがわかり易いと思います)
・シマノ社提供の投げ釣り関連ページ(シマノHP内)
http://fishing.shimano.co.jp/fishing/info/webcasting/toptitle.html
・スポーツキャスティング
http://www2s.biglobe.ne.jp/~rtf123/welcome.htm
・遠投への近道
http://homepage2.nifty.com/m-takahashi/entouenotikamichi.html
・即効!大物投げ釣り / 桃園書房



ブログは手軽に更新できるから便利ですよね^^
僕も以前はブログをやってましたが、
今は三ツ星トラフィックエクスチェンジという
Webサイトの運営(小規模IT企業)をしています。
よかったら覗いてみてくださいね(´∀`)
http://3star-tool.com/
紹介していただいたサイトですが、機会があれば覗いてみたいと思います。
また釣りに関することでのコメントがあればいつでもコメントください。お待ちしています。